計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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IR(あいあーる)

赤外線の略記。赤外線の英語、InfraRed(赤の下)の略記。 IRメータだと、Insulation Resistance(絶縁抵抗)の測定器、つまり絶縁抵抗計のことだが、一般にIRは赤外線の略記のほうが有名。 計測器以外ではIRといえば、Investor Relations(インベスター・リレーションズ):企業が株主や投資家向けに経営状態や財務状況、業績の実績、今後の見通しなどを広報するための活動。Integrated Resort(統合型リゾート):国際会議場や劇場、展示場、ホテル、ショッピングモールなどの複合施設(ただし2020年現在、「カジノ」がニュースなどで話題になっている)。

IRSP CAL(あいあーるえすぴーきゃる)

(Internal ReSPonsive Calibration)非接触温度計(サーモグラフィ、放射温度計)関連の用語。内部基準黒体と基準室温黒体によって行うセンサの感度補正。ほかに外部黒体などを使うERSP CAL (External ReSPonsive Calibration)がある。関連用語:REF CAL 。(日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」より)

IEPE(あいいーぴーいー)

(Integrated Electronics Piezo-Electric) 直訳すると「統合エレクトロニクス圧電」。振動センサの1種。振動計の中で最もよく使われる。圧電素子(ピエゾ素子)を使い、加速度を電圧で出力するセンサ。圧電式加速度ピックアップの内、アンプ内蔵型の物を指す。別名、ICPとも呼ばれる圧電センサ。加速度(振動)や圧力の測定に使われる。マイクロホンにも使われている。 振動計測の国内トップメーカ、リオンは、アンプ内蔵型と電荷出力型の2種類の加速度ピックアップをラインアップしている。一般的に電荷出力型センサはチャージアンプが必要だが、同社の振動計(UV-15やUV-16)はチャージアンプという品名でもIEPEの信号も受けることができる。 物理量計測センサの技術があり、「買ってすぐ使える」計測器がポリシーのイージーメジャー社にはユニークなデータロガー「マルチセンサ入力対応小型高速データロガCCM(Condition Catcher Multi)」がある。振動センサに対応した測定ユニットの形名はCCM-IEPE1で、カタログには「適合センサ:IEPE(ICP)」と書かれている。つまり、アンプ内蔵型加速度センサのことをIEPEと表記している。 リオンの加速度ピックアップPVシリーズのカタログには「アンプ内蔵」という表記はあるが、IEPEやICPなる表現は一切されていない。上記のイージーメジャー意外にもデータロガーメーカは測定モジュールにIEPEの名称がある。メーカによって用語が異なる例といえる。厳密にはアンプ内蔵型とIEPEやICPは違うのかもしれないが、もし違いがあるとしても定義は難しい(メーカは自社の事しか解説しないので、違いは不明である)。

ICP(あいしーぴー)

(Integrated Circuit Piezoelectric、Inductivery Coupled Plasma) 2つの意味がある。 1.圧電式の振動センサ(加速度ピックアップ)の内、アンプ内蔵型のもの(IEPE)の別称。PCB Piezotronics,Inc(略記BCP社)は1967年に米国で設立した圧電式センサのトップメーカだが、同社のIEPEの商標がICPである。Integrated Circuit Piezoelectricを直訳したら「IC(集積回路)圧電」である(圧電素子がICとしてチップになっている、とでもいう意味か)。 物理量計測センサの技術があり、「買ってすぐ使える」計測器がポリシーのイージーメジャー社にはユニークなデータロガー「マルチセンサ入力対応小型高速データロガCCM(Condition Catcher Multi)」がある。振動センサに対応した測定ユニットの形名はCCM-IEPE1で、カタログには「適合センサ:IEPE(ICP)」と書かれている。つまり、圧電式加速度ピックアップでアンプ内蔵型のものを、IEPEやICPと表記している。つまりICPはデータロガーや振動計測では一般的なことば(周知の用語)として使われている。 2.誘導結合プラズマ。この原理を使った発光分光分析装置を指すこともある。

IP保護等級(あいぴーほごとうきゅう)

IEC(国際電気基準会議)のIEC 60529や、JIS (日本産業規格)のJIS C 0920により規定されている、保護等級(IPコード)。IPの後に2桁の数字で表す。 株式会社東京測器研究所の「びずみ測定用の変換器の用語」には次のような説明がある。IP保護等級:外郭を持つ電気機械器具内部の保護の程度を規格化しているもの。JIS C 0920(またはIEC60529)に基づいて「外郭内の危険な個所への接近に対する人体の保護」および「外来固形物と水の浸入に対する保護」について2桁の数字で等級分類している。当社変換器はこの規格に準じて外来固形物と水の浸入に対する保護の目安として[IP○○相当]として表している。具体的には防塵や防水と明記される計測器が近年増えている。

INTERMEASURE(いんたーめじゃー)

「計量計測展」、「インターメジャー」と呼称され、隔年秋に開催される、計量法に関係する展示会。日本メーカだけでなく世界の計量メーカが出展しいている。総合検査機器展(JIMA)、センサエキスポジャパン(SENSOR EXPO JAPAN)との併設で開催。センサエキスポジャパンは毎年開催で、INTERMEASUREと測定計測展(Measuring Technology Expo)が交互に開催される。 国内の計量法に関連するイベントでは、日本NCSLI技術フォーラムが、毎年秋に開催されている。こちらは日本の計量関連企業の総会といえる。

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