計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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ホイートストンブリッジ(ほいーとすとんぶりっじ)

(wheatstone bridge)ブリッジ回路(ブリッジ法)の代表例。既知の抵抗3つ(1つは可変抵抗)と未知抵抗の4つをブリッジ状に接続して、中間点の電位差を検流計(精密な電流計)で測定して、可変抵抗によって平衡状態を作り、未知抵抗の値を正確に測定する。応力を検知するセンサであるひずみゲージの信号(抵抗値)変化は大変小さいので、ホイートストンブリッジ回路(ブリッジボックス)を使い電圧に変えて、測定器(アンプ)に入力している。19世紀の英国の物理学者、チャールズ・ホイートストンが語源。

放射温度計(ほうしゃおんどけい)

(radiation thermometer) 物体から放射される赤外線の強度を検出して、物体の温度を測定する温度計。「赤外線放射温度計」を略して「放射温度計」とよんでいる。赤外線の放射熱を利用する以外に方法は無いので、あえて赤外線といわず「放射温度計」と言うことが多い。放射温度計は非接触式温度計の代名詞。 この原理で面の温度分布を熱画像として表示するものを「サーモグラフィ」や「熱画像計測装置」と呼ぶ。メーカによっては放射温度計とサーモグラフィを別製品として表記していたり、サーモフラフィを放射温度計に包含していたり、統一はされていない。また(計測器メーカではない)監視カメラメーカや家電メーカ、ベンチャー企業が「サーマルカメラ」の呼称で、検温/体温測定装置を数多く販売している(サーズの流行や、2000年からの新型コロナウイルス感染拡大で大変多くの台数が普及した)。

放射率(ほうしゃりつ)

非接触温度計(サーモグラフィ、放射温度計)の用語。 物体表面の放射効率を表す値で、一般に反射の強い物体ほど放射エネルギーは少なくなる。赤外線と温度との関係はプランクの法則で関係ずけられるが、これは黒体放射の時であり、一般の物体の赤外線の放射はその物体の種類とその表面状態によって異なる。また波長と温度とによっても異なる。黒体の放射率は1である。(日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」より) 関連用語:実効放射率、 環境温度補正、 反射率補正。

飽和蒸気圧(ほうわじょうきあつ)

[水分用語]与えられた温度で存在する水蒸気の最大圧力。圧力の単位で表される。(「気体中の水分管理」の会社、株式会社テクネ計測の「湿度で良く使われる用語」より)

補償温度範囲(ほしょうおんどはんい)

(Compensated Temperature Range)変換器やロードセルで使われる用語。株式会社東京測器研究所の「びずみ測定用の変換器の用語」には「補償温度範囲:零点の温度特性および出力の温度特性が仕様を満足するように補償されている温度範囲(℃)」とある。「許容温度範囲」だと、「仕様は満足しないが、変換器に有害な永久変化を生じることなしに使用出来る温度の範囲」である(同社用語より)。

ホン(ほん)

(phon)音の大きさの指標。旧計量法では「ホン」という計量単位が使用されていたが、新計量法の制定に伴い、平成9年(1997年)10月1日より「dB」という計量単位に統一された。よって、「ホン」と「dB」は同等の騒音レベルを表す。(共立電気計器株式会社の用語集より)

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