計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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大気圧計(たいきあつけい)

大気圧を測定する機器。気圧を測定する圧力計の別称。 (=気圧計)

大気の窓(たいきのまど)

赤外域において大気の吸収の少ない帯域(透過帯域)を大気の窓という。大気の窓は遠方物体の赤外放射測定に利用され、3〜5μm、8〜14μmの2波長帯域がよく用いられる。大気の吸収体としては、主に水蒸気と二酸化炭素がある。(日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」より)

体積百万分率(たいせきひゃくまんぶんりつ)

[湿度関連の用語]理想気体に対しては、気体の全体積に対する水蒸気の体積。ただし、湿潤気体の全体積に対して表わされる場合(モル分率×100万)や、全乾燥気体に対して表される場合もある。ppm値(百万分率)が小さい範囲ではこれらの2つはほとんど同じであるが、高湿度では両者はかなり異なる。(「気体中の水分管理」の会社、株式会社テクネ計測の「湿度で良く使われる用語」より)

ダイレクト測定(だいれくとそくてい)

ひずみ測定器メーカである株式会社東京測器研究所のデータロガーには、測定値の処理方法として3つの測定モード(イニシャル測定、メジャー測定、ダイレクト測定)がある。ダイレクト測定:測定した値(初期不平衡値を含む値で、ダイレクト値と言う)をそのまま測定して出力すること(同社の「測定器の概要と主な用語」より)。

タコメータ(たこめーた)

(tachometer) 軸の回転数を測定する機器。 回転計の別名。エンジン、電動機、発電機などの回転数(回転速度)を表示する計器を指す。自動車のインパネ(ダッシュボード)にある速度メータのことを「タコメータ」と呼称することを良く耳にする。 ギリシャ語の「takhos(意味は速度)」が「meter(メータ)」と合体し、米国で「tachometer(タコメータ)」となり、日本では大正時代に使われるようになったらしい。なので、語源は「速度計」だが、日本語では回転計と呼称している。

多治見コネクタ(たじみこねくた)

ひずみ測定器に標準的に使われるNDIのコネクタを「多治見のコネクタ」と呼称している。多治見無線電機の多ピン丸形コネクタである。 多治見無線電機がNDIコネクタの代表的なメーカだからで、D-subコネクタをアンフェノールと呼ぶのに似ている。 非破壊検査の規格のコネクタをひずみ計測では標準で使っているのである。このことは、共和電業などのひずみ計測(や、環境計測のリオンなど)が、電気計測器(横河や日置、アンリツ、テクトロニクスなど)とは少し毛色が異なる(市場が違う)ことが伺える。

脱湿(だっしつ)

[水分用語]吸収あるいは吸着した水分の脱離。(「気体中の水分管理」の会社、株式会社テクネ計測の「湿度で良く使われる用語」より)

多点風速計(たてんふうそくけい)

1台で多チャンネルの測定が出来る風速計。風速計には1チャンネル、複数チャンネル(2~4チャンネル)と多チャンネル(たとえば8チャンネルなど)がある。

WBGT(だぶりゅびーじーてぃー)

(Wet Bulb Globe Temperature)日本では「暑さ指数」と呼ばれている。WBGTを直訳すると「湿球黒球温度」。湿球温度、黒球温度、乾球温度の値から算出した温度。WBGTの計測器である熱中症指数計が複数の計測器メーカや通販サイトで販売されている。 環境省HPの熱中症予防情報サイトには以下の説明がある。暑さ指数(WBGT)は熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標。単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されるが、その値は気温とは異なる。WBGTは人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい1.湿度、2.日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、3.気温、の3つを取り入れた指標。 計測器情報:「熱中症指数」が品名につく製品例(WBGTの測定器)

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