計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
フリーワード検索をはじめ、カテゴリー、索引から簡単にお調べいただけます。

フリーワード検索

検索用語一覧

9

各用語の詳細ページでは関連用語などを確認することができます。
このアイコンが表示されている用語には、詳細ページに図解や数式での説明があります。

高圧水素対応シース熱電対(こうあつすいそたいおうしーすねつでんつい)

ゼロエミッションにより、社会インフラとしての水素の活用が広がり、水素自動車のための水素ステーションが整備されようとしている。水素を供給するディスペンサーの流量は温度に関連するため、温度管理が重要になる。そこで、高圧水素対応シース熱電対が使われる。産業向けの熱電対メーカの山里産業株式会社では高圧水素タイプを2017年頃から開発を始めている。顧客と仕様打合せを行うオーダーメイド製品のため、たとえば船で水素を運ぶのか、自動車(タンクローリー)なのかによって、センサ形状や取り付け方が違う。前述のディスペンサーの温度管理など、様々なアプリケーションにカスタマイズで対応している。シース熱電対の中で高圧水素モデルの同社の売上比率はまだ5~10%程度(2022年初)だが、今後は、年々この比率が高まると見込んでいる。

広角レンズ(こうかくれんず)

非接触温度計(サーモグラフィカメラ、サーモトレーサ、熱画像計測装置)の用語。走査角を広げるため検出部に装着されるオプションレンズ。関連用語:近接拡大レンズ。(日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」より)

校正機能(こうせいきのう)

(Calibration Function)小野測器の「FFT解析に関する基礎用語集」には次のようにある。別名:EU機能 (EU Function)。測定値は電圧値として読み取られるが、測定対象の加速度、圧力、音、などの信号の基準値が決まっていれば、電圧値を基準値に校正することにより物理量で読み取ることができる。例1:加速度ピックアップの感度が1m/s2 のとき100mVなら0.1V/EU(得られた電圧値を10倍)、単位を m/s2 にする。例2:マイクと音響校正器、騒音計の校正の場合は、パワースペクトルデータでオーバーオール(dB値)を校正値になるようにする。

校正用加振器(こうせいようかしんき)

加速度ピックアップを校正する機器。(=加速度ピックアップ校正器)

硬度計(こうどけい)

(hardness meter / hardness tester) 物質の「硬さ」を測定する計測機器。硬さ試験機とも呼ばれる。大型の装置やベンチトップのモデルが多いが、ハンドヘルドの製品もある。金属、ゴム、プラスチック、塗膜など、測定対象の材質によって様々な種類の硬度計がある。押す力への抵抗力や変形の大きさを数値化し、品質管理や設備診断などに使われる。種類としてはロックウェル硬度計とビッカース硬度計を良く聞く。測定方式などで○○硬度計という種類が多くある。 ロックウェル硬度計はダイヤモンドコーンや鋼球を材料に押し込み、その深さから硬さを測定する。光学機器を使わずに素早く測定できるのが利点。ビッカース硬度計はダイヤモンド製のピラミッド型圧子を材料に押し込み、できる圧痕の対角線の長さを光学的に測定して硬さを計算する。微小な硬さ測定に適している。ブリネル硬度計はダイヤモンドコーンや鋼球で材料の表面に圧痕をつくり、その大きさから硬さを算出する。粗い材料の硬度測定に適している。以上は主に硬い金属を対象にした硬度計である。ゴムやプラスチックなどの軟質材料の硬さを測定するのをDURO METER(デュロメータ、ゴム硬度計)と呼び、京都の高分子計器株式会社(ASKER)が世界ブランドとして有名。押針の押し込み深さをもとに硬度を数値化する。 TEST(総合検査機器展)には多くのメーカの硬さ試験機や環境試験器、高速度カメラなどの検査機器が出展される。TEST 2025(2025年9月10日~12日、東京ビッグサイト 西1階)の出展社から硬度計について説明する 1916年(大正5年)に明石和衛は精密機器の国産化を目的に、東京市に合資会社明石製作所を設立した。後の株式会社明石製作所で、硬度計や電子顕微鏡を多くラインアップしたが、経営悪化から1990年に会社は清算された(最後はアカシ株式会社)。アカシを支援したミツトヨが最終的にはアカシの硬度計を引き継いだ(買収した)。現在のミツトヨの形状測定(粗さや硬さ)のラインアップに、ロックウェルとビッカースの2種類の硬度計がある。明石製作所やアカシ株式会社などの「あかし」は国産の硬度計の元祖といわれる。 あかしの工場長だった松沢氏は独立して硬度計の松沢精機を設立した。その流れを継承してマツザワの名前を襲名したのが、秋田工場で再建した株式会社マツザワといわれ、ロックウェル、ビッカース、ブリネルなどの硬度計をつくっている(マツザワの本社は秋田市で、HPによれば1995年創業)。あかしの東京の営業が創業したのが株式会社フューチュアテック(FUTURE-TECH CORP.)でヨーロッパ事務所がある(1995年2月に東京都品川区で設立)。あかしを祖とするミツトヨ、マツザワ、フューチュアテックの3社と、島津製作所のビッカース硬度計が国産硬度計メーカである。4社はTESTに出展していて、これらで国内シェアの約80%といわれる。 外資の2社、インストロン ジャパン カンパニィ リミテッド(Instron Japan Company Limited)とイノバテスト・ジャパン株式会社(INNOVATEST Japan K.K.)も硬さ試験機(硬度計)をTESTに出展している世界的な硬さ試験機メーカである。 DAKOTA(ダコタ)は超音波や磁気を使った測定器(探傷や厚さ計)メーカだが、硬度計もある。ダコタ・ジャパン株式会社のHPでは硬度計について、UCI(超音波接触インピーダンス)、リバウンド(リーブ)、ロックウェルの3つの測定方式の測定原理を解説している(ビッカースやブリネルも測定手法からこの分類に入る)。硬さは長さや重さと異なり、全ての材料を一律に表す共通した単位がなく、手法別に複数の硬さの単位を説明している。 TechEyesOnlineは硬度計を物理量測定器に分類しているが、JEMIMAに加盟している、いわゆる電気計測器メーカはつくっていない。非破壊検査や科学分析機器のメーカで硬度計をつくる会社があるので、分類は科学分析機器が適切かもしれない。 対象物にnm(ナノメートル)オーダで押し込んで、硬さや弾性率硬さを評価する手法にナノインデンテーションがある。硬さの反対の「やわらかさ(触感)」の測定器にYawasaがある。

コールドミラー(こーるどみらー)

非接触温度計(サーモグラフィ、放射温度計)に使われている。可視光は反射して赤外線のみ透過するミラー。直視ファインダーを赤外光学系と同一光軸上に置く場合に使う。関連用語:熱線吸収ガラス 。(日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」より)

黒体(こくたい)

非接触温度計(放射温度計、サーモグラフィ)の校正に使われる。日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」には次の解説がある。 入射される赤外線をすべて吸収する物体。完全放射体ともいう。黒体はまたその温度だけで決まる放射エネルギーを放射し、その値は黒体以外の同温度のどの物体よりも大きい。放射率は1と定義されている。放射率:同じ温度の物体と黒体との、同じ波長の放射に対する放射発散度の比。反射率:物体から反射された放射エネルギーと物体に入射する放射エネルギーとの比。 参考用語:環境温度補正

黒体炉(こくたいろ)

赤外線温度計の検査や校正に使用する機器。

混合比(こんごうひ)

(mixing ratio、humidity ratio)[水分用語]大気中に含まれる水蒸気量の表現の1つで、気象で良く使われる言葉。 「気体中の水分管理」の会社、株式会社テクネ計測の「湿度で良く使われる用語」では次の説明がある。混合比とは、関係している空気中の乾燥空気の単位質量あたりの水蒸気の質量。無次元の比ではあるが、乾燥気体1kg(キログラム)あたりの水のg(グラム)数[g/kg]、あるいは他の質量単位で表されることが多い。水分含有量が少ないときは質量百万分率で表わされる。すなわち乾燥気体の質量の百万分の一単位で水蒸気質量が表わされる(ppmw、またはppm(w))。(「気体中の水分管理」の会社、株式会社テクネ計測の「湿度で良く使われる用語」より) 参考用語:比湿、重量/質量百万分率

  • 1