計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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メモリオシログラフ(めもりおしろぐらふ)

(memory oscillograph) データをメモリに記録し、感熱紙に印字するタイプのレコーダ。現在のレコーダの主流。メモリレコーダとも呼ばれ、こちらの表現が一般的。「オシログラフ」という名称は横河電機(現横河計測)が好んで使用していた(用語の「オシログラフィック・レコーダ」の項目を参照)。 印字機能が無い、ペーパーレス製品が増えている(たとえば日置電機のメモリハイコーダなど)。ただし鉄道分野に強いエー・アンド・デイ(旧三栄測器/NECアビオニクス)のオムニエースはA4、A3サイズの印字機能を特長にし続けている。電圧の時間変化を測定し、波形表示する機能はデジタルオシロスコープ(オシロ)と同じ。入力数はオシロより多く(8~32ch)、各入力部は絶縁されている。 サンプリング時間はオシロより遅い(100MS/s以下)が、オシロより長時間の記録ができる。測定器の原理はデジタルオシロと同じだが、アプリケーションは全く異なり、用途によって使い分けられている(以下の記事にメモリオシログラフとオシロスコープの違いを解説)。

メモリハイコーダ(めもりはいこーだ)

(memory hicorder) 日置電機のメモリレコーダの品名。現在、計測器としての記録計(レコーダ)の主流であるメモリレコーダのNo.1(トップブランド)が日置電機のメモリハイコーダ。略称の「メモハイ」は記録計(レコーダ)の代名詞。 日置電機はレコーダとしては後発で参入した(アナログ時代からのレコーダの主要メーカは横河電機、三栄測器、渡辺測器だった)。1983年発売のモデル8801以降に進化を続け、現在はMR88xxやMR6000など多くのラインアップがある。 参考用語:オムニエース、サーマルアレイレコーダ、スコープコーダ

メモリレコーダ(めもりれこーだ)

(memory recorder) 測定値をデジタルデータにしてメモリに記録する、現在の計測用レコーダの主流の機種群の総称。「メモリオシログラフ」という呼び方をするメーカもある。オシロスコープのように、計測器がアナログからデジタルに進化し、技術革新によって半導体メモリが安価になったことで、レコーダ(記録計)もデジタルオシロスコープのように、メモリを備えたデジタル式になった。 従来、レコーダ(記録計)はその名の通り「紙に印字して残す(記録する)」もので、2000年代頃までは感熱紙に印字できるモデルが多かったが、現在はデジタルオシロスコープ同様にペーパーレス(印字機能が無い)モデルが主流。メモリレコーダのNo1機種であるメモリハイコーダ(日置電機)や、スコープコーダ(横河計測)などは印字機能が無い。オムニエース(エー・アンド・デイ)は印字機能があることを最大の特長としている。 現在の計測器としての記録計は、レコーダの主力機種群はメモリレコーダだが、データ集録機器としてはデータロガーがある。レコーダ(メモリレコーダ)とデータロガーやオシロスコープの違いは以下の記事に解説がある。

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