計測関連用語集

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直流安定化電源(ちょくりゅうあんていかでんげん)

安定化電源とはAVR機能を備えた電源を指す。計測用電源は安定化電源と呼ばれる。菊水電子工業や高砂製作所などの計測器メーカの直流電源の名称は「直流安定化電源」である。計測器の機種群(カテゴリー)としては「直流電源」と表記されるので、計測用の直流電源と安定化電源は同義である。

直流電源(ちょくりゅうでんげん)

(DC power source) 直流の電圧・電流を発生する測定器。計測用電源はAVRを装備した安定化電源である。直流電源は別名:DC電源とも表記される。また、CV/CC電源とも呼ばれる(直流電源の多くがCV/CC電源で、ほかにバイポーラ電源などがある)。 直流電源(DC source)と直流電圧電流発生器(DC voltage current generator)との違いは難しい。電源と電圧電流発生器はほとんど同じ機能だが、校正や点検などの用途で標準器として使う場合は電圧電流発生器と呼ばれている。 また電源はパワーサプライ(power supply)と呼ばれることがある。「電力(power)を提供(supply)するもの」という意味である。停電時に電子機器を守るのが無停電電源(通称UPS:Uninterruptible Power Supply)である。出力がDCのUPSは特殊な直流電源の1種(または蓄電池)といえる。

直列運転(ちょくれつうんてん)

計測用電源などで、1つの負荷に2台以上の電源機器の出力電圧の和が印加されるように電源出力を接続して運転すること。(菊水電子工業の製品総合カタログ・用語集より)

直列接続(ちょくれつせつぞく)

(series connection)複数の物を縦につなぐこと。電気回路では抵抗やコンデンサなどの電子部品を直列につなぐことがある。回路の直列接続は電流は変わらず、つないで増やした分だけ電圧(両端の電位差)が大きくなる。物を横につなぐ並列接続は逆に、電圧は変わらず電流が増える。 計測用電源の安定化電源(CV/CC電源)は同じ機種を2台直列接続すると出力電圧が2倍に増える。ただし、どのモデルを何台までつなげられるかは、メーカに確認が必要で、不用意に多くの台数をつなぐと正常動作が保証されない。回生型直流電源を早くから手掛けていたMywayプラスは直列・並列接続が自由にできて容量をフレキシブルに変えられることを売りにしていた(2022年8月現在は他社でも普通にできるようになっている)。 直列運転、カスコード接続(縦続接続)やカスケード接続(多段接続)、またネットワークトポロジー(ネットワークの配線の形態)のデイジーチェイン(数珠繋ぎ)は、直列接続の1種という解説もある。 series(シリーズ)は「直列」、「系列」という意味。直列以外では、「○○シリーズ」といえば○○の系列ということ。 参考用語:シリーズ名 参考記事:電子負荷と直流電源が一体型の回生電源 Mywayプラス pCUBE・・直列接続の例。

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