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- 整流器(せいりゅうき)
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交流を直流に変える装置のこと。
- 絶縁トランス(ぜつえんとらんす)
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入力と出力が分離しており電気的に絶縁状態にある変圧器。(=アイソレーショントランス)
- ゼロ電圧スイッチング(ぜろでんあつすいっちんぐ)
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ソフトスイッチングの方式で高周波共振現象を利用しスイッチング素子の印加電圧が0Vになってから、スイッチ素子のON/OFFを行うスイッチング方式のこと。ZVS(Zero Voltage Switching)とも表現される。(株式会社高砂製作所の用語集より)
- ゼロ電流スイッチング(ぜろでんりゅうすいっちんぐ)
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ソフトスイッチングの方式で高周波共振現象を利用しスイッチング素子の電流が0Aになってから、スイッチ素子のON/OFFを行うスイッチング方式のこと。ZCS( Zero Current Switching)とも表現される。(株式会社高砂製作所の用語集より)
- 0V対応(ぜろぼるとたいおう)
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株式会社高砂製作所の電子負荷が、燃料電池や各種蓄電池などの劣化試験や、太陽電池などの短絡試験などに活用できるようにした0V(~状態短絡まで)対応していること。同社のFK-L2Zシリーズの場合、低ノイズバイアス電源を内蔵することによりマイナス0.5Vからフル電流に対応した機種もある。(同社の「電子負荷」用語解説より)
- センシング(せんしんぐ)
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(sensing) 対象物の状態を探り定量化すること。英語のsence(センス)は「感覚」、「感知」の意味。音、光、温度、振動、加速度などの物理量や、化学的・生物学的特性の量を検知するものをsenser(センスするもの、センサ)と呼ぶ。センシング技術とは、センサなどの感知機器を使い様々な情報を計測・数値化する技術の総称である。センシングやセンサはIoTに欠かせない重要な要素で、東京ビックサイトで秋にセンサの展示会、SENSOR EXPO JAPAN(センサエキスポジャパン)が開催されている(併設展の測定計測展や国際計量計測展が隔年開催なのに対してセンサエキスポは毎年開催している)。SENSOR EXPO JAPAN 2023のサブタイトルは「IoT社会とつながるセンシング技術の専門展示会」。 計測器のセンシングの例を3つ紹介する。 色彩計や照度計などの「色と光の計測器」をつくるコニカミノルタには、大きくヘルスケア事業とインダストリー事業がある。ヘルスケアでは画像診断システムやパルスオキシメータなどがあり、インダストリー事業の計測機器(色と光の計測器)を「センシング分野」と呼称している。計測器の会社名を「コニカミノルタセンシング」といっていた時期もある。色彩計や照度計は同社にとって「センシング」なのである。 米国の電機事業で創業したゼネラル・エレクトリック(General Electric Company、略称:GE)は2002年に圧力計(マノメータや圧力キャリブレータなど)のDruck(ドラック)社と流量計のPanametrics(パナメトリックス)社を傘下に収め、計測器の新しい子会社をつくった。会社名はGEセンシングである(2021年以降はBaker Hughes、ベーカー・ヒューズ社)。つまり圧力計や流量計はsensingということである。 上記2つの会社は計測器の専業ではない。そのような会社にとって色や光、圧力などを計測することは「センシング」事業と呼ばれる。計測器の専業メーカが使うセンシングの例を次に示す。 リモートセンシングとは、「離れた(remote)ところのセンシング」、または「対象物に触らずに調べる」技術の総称だが、菊水電子工業や高砂製作所 という計測用電源の大手メーカは「電源の出力から電力を供給している機器までが長いケーブルでつながっていると電圧が下がるので、設定した電圧が対象機器まで印加されるように、(ケーブルの先に離れた機器の入力端子の電圧値を検知して)出力電圧を補償する機能を、リモートセンシング」と説明している。一般に計測器の用語でリモートセンシングとは「ケーブルが長くなる場合に出力電圧がケーブル長に影響されないようにする手段」のことを指していることが多い。 センシングは広範に使われる用語だが、計測器でも使われる用語である。計測の事業自体をセンシングといったり、正確に対象物に電圧を供給することだったり、その使い方は計測器として独特である。
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