市場動向詳細

【イベントレポート】Rohde & Schwarz Technology Symposium 2026

ローデ・シュワルツ(R&S)は2026年5月22日(金)に赤坂インターシティコンファレンスでTechnology Symposiumを開催し、TechEyesOnline取材班(TEO)は協賛企業の展示を取材しました。車載カメラの伝送方式で世界シェアNo.1はアナログ・デバイセズのGMSLです。オシロスコープなどで波形測定しますが、VNAで伝送品質を評価する手法が実演されました。サーデスICのトップベンダに映像伝送規格の動向を伺いました。RF・EMC機器を扱うネクステムは誘電率測定用のファブリペロー共振器を展示しました。ADASのレーダやサブテラヘルツの6Gでは材料評価に誘電率測定が必須です。誘電率の標準など、奥深い誘電率評価の初歩を教わりました。ノイズ研究所はEMCの可視化装置にイミュニティ製品を追加しました。3社ともR&S製品を使ったソリューションです。

  1. アナログ・デバイセズ株式会社 GMSLの伝送デモ
  2. ネクステム株式会社 QWED製 ファブリペロー共振器
  3. 株式会社ノイズ研究所 印加ノイズ可視化システム EPS-02I

車載向け映像伝送規格のオープン化

展示品 GMSLの伝送デモ、VNA測定用の模擬基板
会社名 アナログ・デバイセズ株式会社
説明者 オートモーティブ カスタマーソリューショングループ オートモーティブ&ネットワーキング スタッフフィールドアプリケーションエンジニア 博士(工学) 清水 由幸 氏、
シニアテクニカルリーダー 谷島 潔 氏
GMSLの20年
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TEO米国の半導体メーカアナログ・デバイセズ(ADI:Analog Devices, Inc.)は、2025年度売上の約30%がオートモーティブで、2004年に始めた車載の映像規格 GMSL※1は第4世代のGMSL4を開発中ですね

清水氏はい、この展示ではGMSLによる周辺監視を想定して、自動車の4方向に配置するカメラの映像伝送と画像表示をしています。使っているのはGMSL第2世代です。カメラ(8Mピクセル※2)はテーブル上に2台、展示パネルの上部左右に2台配置しています。ケーブルの長さは9mで、長距離でも同軸ケーブル1本で問題なく使えるのが特長です。

※1

(Gigabit Multimedia Serial Link)ADIが提案する車載向け伝送規格。カメラやセンサには自動車業界をはじめ様々な規格がある。TI(Texas Instruments)社のFPD-Linkは古くから車載ディスプレイやカメラ用途で普及している。ソニーが開発したGVIFも車載向けで実績がある。

※2

(pixel) デジタル画像を構成する最小単位の「色のついた点」。日本語では「画素」。単位「px」。

TEOケースに入ったプリント基板は何ですか?

清水氏シリアライザICとデシリアライザICの評価基板です。GMSLはサーデス※3なので、シリアライザとデシリアライザのペアで機能します。シリアライザICはカメラ側に、デシリアライザICはヘッドユニット側に搭載されていますが、ユニット内部にあって見えないので、せめてICの外観を見せたいと思い展示しています。

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