【イベントレポート】Keysight World 2025 ~ TECH DAY
キーサイト・テクノロジーはKeysight World 2025 ~ TECH DAYを9月12日(金)にパシフィコ横浜 会議センター3階で開催しました。TechEyesOnline取材班(TEO)は展示エリアの41ソリューション/製品展示の中から3つを取材しました。
ソフトウェアサプライチェーン攻撃などの増加で、欧州のCRA(サイバーレジリエンス法)などの新たな規制が生まれ、SBOM(Software Bill of Materials)が注目されています。2025年8月発売のKeysight SBOM Managerを紹介します。データセンタの通信速度がTbps(テラビット/秒)に達し、インターコネクトなどの品質を評価する「1.6Tテスタ」が開発されました。最先端の光伝送測定器です。高周波のEDA(自動設計ツール)に光導波路を追加したPhotonic Designerが発売されました。光部品の評価測定器をラインアップする同社に光電融合の動向を伺いました。
- Keysight SBOM Manager 983-150x
- 1.6Tテスタ(Interconnect and Network Performance Tester) INPT-1600GE-2P-BT
- ADS Photonic Designer W3803B、偏波シンセサイザ N7786Cほか
最新のSBOMツールで製品セキュリティを把握・管理
| コーナ名 | 新規ビジネス / 一押し ~ No.25 進化するSBOM管理 バイナリ解析精度に革新 |
| 製品名 | Keysight SBOM Manager |
| 会社名 | キーサイト・テクノロジー株式会社 |
| 説明者 | IP Network Engineering シニアシステムエンジニア 千徳 仁 氏 |
千徳氏今回はSBOM(エスボム)というキーワードで製品のセキュリティについて話します。セキュリティ評価には脆弱性(ぜいじゃくせい)診断などの外部からのアプローチと、製品に組み込まれたソフトウェアを解析する内部からのアプローチの2つがあります。SBOMは後者にあたり、Software Bill of Materialsの略です。ソフトウェア製品やアプリケーションで使用されるすべてのコンポーネントの詳細なリスト、一覧表を意味します※1。現在は外部のソフトウェア(コンポーネント)を取り込んで、開発スピードを向上させることは良く行われています。外部のサードパーティ※2から取得したコンポーネントの状況を把握するのがSBOMの主眼です。
直訳すると「ソフトウェア部品表」。
(third party) 一般的に純正品より安価だがほぼ同性能の製品(デバイス、ソフトウェア)やそのメーカ。third partyは「(当事者ではない)第三者」。
TEO最近のSBOMのトピックスを教えてください
