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【展示会レポート】JASIS(Japan Analytical & Scientific Instruments Show)2019

TechEyesOnline取材班(TEO)は2019年9月4日(水)~6日(金)に幕張メッセ4~8ホールで開催されたJASIS(ジャシス:Japan Analytical & Scientific Instruments Show)2019を回りました。JASISは2012年の第50回 分析展(日本分析機器工業会)と第35回 科学機器展(日本科学機器協会)が合同した統一名称です。科学の進歩を支える分析機器、科学機器メーカが一堂に会するアジア最大級の最先端科学機器・分析システム&ソリューション展として487社、1,478小間が出展しました。その中から「食感の数値化」をテーマに取り扱い製品を増やしている入江のテクスチャーアナライザ、粒度分布装置で50年以上の歴史を持つベックマン・コールターが独自の測定手法で高精度を実現するレーザー回折装置、温度計測器のリーティングカンパニー安立計器の蛍光式光ファイバー温度計、それぞれ新製品やオンリーワン製品を紹介します。

  • ❶ 入江株式会社
  • ❷ ベックマン・コールター株式会社
  • ❸ 安立計器株式会社

食感や破砕具合を数値化する物性試験機

製品名: AMETEK Brookfield テクスチャーアナライザ CTX
会社名: 入江株式会社
説明者: 営業企画部 石井氏

石井氏:今回はBROOKFIELD(※)(ブルックフィールド)のモデルCTX テクスチャーアナライザを最前面に展示しています。食品の官能評価をしているお客さまは食感(テクスチャー(※))を数値化したいという要望があり、柔らかさ・粘着性・粘り気・伸び性など、色々な測定項目を製品化しました。たとえば食パンを焼いて、1日、2日、3日と経過すると段々硬くなっていきます。この製品を使って食パンの弾力を測定し品質管理に使ったり、パン生地の硬さを測定したりします。食品以外では医薬品・化粧品でも使います。

BROOKFIELD:AMETEK(アメテック)のグループ企業となり、現在の正式会社名はAMETEK Brookfieldだが、BROOKFIELDは粘度計の老舗ブランドでこの社名が知られているため、本稿ではこの表記とする。

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