2018/04/26
通信測定器の正しい測定・操作を習得していただくために! アンリツが開催する基礎セミナー
すぐに満席の人気セミナー
Q:セミナーの開催頻度、会場、規模は? 藤井氏: 時期は2~3月と6月、10月の、年間3回の開催です。場所は全国の4箇所で行います。3箇所は東名阪を中心に、あと1箇所は仙台・広島・九州・四国などから選びます。開催の2ヶ月位前に当社のメールマガジン登録顧客に告知します。東京(新宿会場)だけ2回開催しますが、メールマガジンを送信後、数時間で申し込みが満員になってしまう人気のセミナーです。1回のセミナー定員は20~30人です。会場を大きくすれば、人数を増やすことは可能ですが、セミナー前後のお客様とのコミュニケーションを大事にしたいので、この人数で継続したいと思っています。 Q:どのような技術者の方がどいう目的で受講されますか? 藤井氏: 共通しているのは、すでにスペアナ、ネットアナを使った経験がある方です。職種は設計からフィールドのサービス、工事まで幅広く、性別・年齢も偏りがないので、傾向はありません。一からスペアナの操作を教えてもらったことがない、または我流で測定しているので、果たして正しいのかどうか不安な方が、測定・操作の基本を習得したくて受講されます。日頃の仕事で、教えられた手順通りに操作すれば測定結果が得られることは知っているが、その意味がわからないので正確に理解したい、と来られる方もいます。 Q:受講者の反応はいかがでしょうか? 藤井氏: セミナー終了後に、だいたい数人が質問に来られます。日頃、このような使い方をしているがそれは正しいのか、講義で説明した「Aボタンを押してからBの操作をする」というのを、「私はこう操作して測定するが、測定結果は違うのか?」など、さまざまです。最後にアンケートを書いていただいています。A4片面に10設問です。4段階評価で、”良い”から”悪い”まで印をつけていただきます。自由記載では、「前述の目的が達成できて満足している」という声が多いので、概ね好評だと考えています。
計測器の基礎知識がなく使っている方が増えた
Q:市場の変化など感じることがあれば教えてください 藤井氏: 通信市場の動向については私がお話しすることは特にありませんが、計測器については思うところがあります。例えば10年前に比べると、計測器を使う方は、計測器の中身を知らない方が増えたと感じています。計測器についての知識はないが、上司(または発注先の会社)から○○の測定をXXまでにするように指示を受けて、測定していると思われる事例が増えました。手順を教わった(または手順書を見て)測定しているが、想定しているような測定結果が得られない、と測定現場から当社にお電話してこられます。質問を受けた当社の技術者は、「○○の設定はどうなっていますか?XXの値はどの位ですか?」と状況確認するのですが、その質問の意味が通じないのです。測定器に不慣れな方が、上司から教わることなく断片的な知識だけで測定器を使っているケースが増えてきていると思います。実際には測定を指示される上司や、上記の会社の方も多忙で、現在は昔に比べて効率を求められていますからね。経験的にスペアナの例をいいましたが、これは測定器全般の傾向ではないでしょうか。
ーーーーーーーーーーおわり
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