市場動向詳細

校正という不変のテーマをやり続けていく! フルークが提供するキャリブレーション・セミナー


米国と同じ品質の講習を日本で日本語で受けられるようにしたい


Q:展示会への出展は?
計量計測展・INTERMEASURE(インターメジャー)が隔年で開催されるので毎回、出展します(第27回が去年9月にあり、今度は来年開催)。展示会併設セミナーはやりません。

NCSLI(National Conference of Standards Laboratories International)という計量・計測標準、計測器校正分野の団体があります。この日本組織である日本NCSLIが、毎年総会を蒲田で開きます。これは技術フォーラムがメインで、会員がセミナーを開催します。セミナーはコマ数が限られているのでなかなか実施できませんが、併設の展示会には毎年参加します。業界の著名な方々が参加されるので、差し詰め計量・校正の大会・フォーラムといった様相です。

Q:最後に今後の御社の展望をお聞かせください
フルークといえば校正・標準器のブランドですが、ある分野では大変良く知っていただいていても、まだまだ認知度は低いと思っています。ご利用いただいているお客さまへのサポートもまだ十分ではないと認識しています。マーケットを広げようという意欲はありますが、サポートも含めた技術情報のご提供などが伴わないといけないと思っています。そのため、お客さまが望まれていることにミートする活動に注力していきたいと考えています。

セミナーは多く開催していますが、本来は(米国でやっているような)ベーシックな基礎トレーニングを系統立ててやりたいと考えています。無料ではできないと思いますが、米国と同じ品質の講習を日本で日本語で受けられるようにしたいと構想しています。実は全世界でもまだ本格的にそれをしている地域は少ないのです。実現のためには講師が米国でトレーニングを受けてトレーナーの資格を取得したり、コンテンツ翻訳が必要ですが、米国にいる私の上司と相談して進めています。そうすることで、校正分野全般においてフルークブランドを確かなものにしたいと考えています。

フルークセミナー風景

セミナー風景(フルーク社提供)


ーーーーーーーーーーおわり

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