市場動向詳細

校正という不変のテーマをやり続けていく! フルークが提供するキャリブレーション・セミナー

Q:セミナーの企画はどのようにされていますか?
コンテンツは米国本社のセミナーを和訳して加工します。フルークは全世界で毎月数種類のセミナーを開催しています。ウェビナーといって(会場に足を運ぶのでなく)自分のPCのブラウザで受講するものです。その中から比較的日本のお客さまに合う、興味を持っていただけそうなコースを和訳しています。海外のセミナー(ウェビナー)はどちらかというと製品を売るための内容が多いので、和訳部分は少なく加工部分を多くして、日本のお客さまにはご提供しています。米国では有料の技術トレーニング(3日間程度)があり、実はそのエッセンスも盛り込んでいます。テクニカルな部分はそちらから持ってきます。


受講者にはCertificate(参加の証明)を発行


Q:受講される方の職種や目的は何ですか?
参加者の属性は、約80%が品質保証など技術関連部署のエンジニアです。残り20%は営業の方です。エンジニアの方はスキルアップや技術情報の収集が目的です。人によってはご自身のスキルのレビュー(確認)もあります。また、稀に上司に指示をされたからという自発的ではない方や、研究テーマによりますが、大学院の学生さんが先生のご指示で受講されることもありますが、“ガードバンド”のセミナーが人気だということからもお分かりかと思いますが、大方はある程度の知識や経験のある方に受講していただいています。

Q:受講者の反応はいかがでしょうか?
最後にアンケートを取っていますが、概ね役に立ったというご評価をいただいています。以前、「テクニカルな内容を理解するために、事前に資料がほしかった」というご意見があり、ガードバンドのコースは資料を事前配布することにしました。ある程度の予習をしていただいたほうが講習内容の理解が得やすい場合があります。このように受講者からのご意見を参考にしてフィードバックしています。

お客さまが「テーマを見て参加したが、期待外れだった」というケースを極力無くしたいので、事前の内容提示など、告知の仕方には気を使っています。また受講者の声を元に内容も改良したいので、講師とその上司にはアンケート結果や受講後の成果をレポートしています。

Q:受講者にCertificate(参加の証明)を渡しているのはなぜですか?
実はお客さまからのフィードバックで始めました。出張費用と時間を使うので、証明書がほしいというご要望があったのです。更には最近のISO17025やTS16949などの規定で“社内のトレーニングを定期的に実施し記録をとる”のエビデンスとして受講証明書がほしいという声もありました。米国フルークでは有料トレーニングの最後に試験を実施し、合格者に修了証を出していますが、セミナーで試験はできませんから「受講の証明」という位置付けで修了証をお渡ししています。


修了証のサンプルはこちら 修了証サンプル.pdf


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