市場動向詳細

お客さまに使いこなしていただくために! サービスに注力するキーサイト・テクノロジーがトレーニングを語る

今やLANですから、自分はデスクに座ってPCから実験室の測定器を操作することもできます。OSもあまり気にすることなく、計測・制御・解析ソフトも各社から多くのライブラリが出ています。適切な選択をすれば、それなりに動くものが作れます。ある程度チューンナップすることも可能です。ただ、技術者は多忙ですからなかなかそこまでできる方は少ないでしょう。PCのボタンをひとつ押せば、測定からグラフやレポート作成まで行うことはできますが、そのために少しは知識が必要になります。

スキルアップのためのハードルはあります。それをお手伝いするのがコースの趣旨です。これを覚えていただくだけで測定作業が楽になりますので、意外と参加者は少なくありません。ぱっと見は地味ですし、緊急のニーズには見えないので、お客さまのマネージメント層の方が、ベーシックなスキルアップにつながり組織の生産性向上につながるとご理解いただけることを期待しています。自動計測は当社のブランドでもありますし、PCで動く計測ソフトの有効活用について、現在はトレーニングを通じて普及の一端を担っている状況です。


根強いニーズがある“自動計測”と“EDA”は柱のコース


Q:EDA※はいかがでしょうか?
トレーニング会場となる新横浜オフィスにはEDA専用の教室がひとつあります。EDAも実際にお客さまに使っていただいて、役に立つと思っていただける方を増やしていくことを目的にしており、大事にしています。自動計測同様に弊社が提供するトレーニングの柱となるコースのひとつで、常時5コースをほぼ毎月開催しています。

EDAのトレーニングは、お客さま特有の話が背景にあり、貸切りのクラスルームやオンサイトトレーニングのニーズが多くあります。例えば、お客さまのプリント基板でこんな課題があってなど、お客さま特有の使い方や、自社のノウハウに関わることについて、他のお客さまを気にせず自由に質問できる環境が人気です。クラスルームは、そのお客さまだけの貸切りコースで開催することがほとんどです。

10月に新横浜会場で無料体験セミナーを開催します。使った経験のないお客さまに体験していただこうと、このような企画をしました。

※EDA:electronic design automationの略。電子機器、半導体など電子系の設計作業を自動化、支援するためのソフトウェア・ハードウェア手法の総称。プリント基板上に電子回路を設計していくツールとして使用される。


キーサイトセミナー風景


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