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エンジニアのお困りごとをヒントに! 日置電機が開催する人気セミナーとは

yrl画像 セミナーの内容については、こういうイメージでこの製品についてやりたいとか、こういうことを訴えたいなど、コンセプト・アウトラインをこちらで作って、それを技術部門に伝えて作ってもらいます。営業が日々お客さまからお伺いするお困り事などをヒントにしながら、お客さまのニーズに沿った内容を考案していくなどの工夫をしながら取り組んでいます。


Q:セミナーの受講結果から、何か傾向などありますか?
アンケートには数名程度は”こういうことを聞きたかった”と記載されることがありますが、特に傾向があるわけではありません。製品に関わるカテゴリのときは、"実際に実機を触ってみたかった"とか"操作をして見せてほしかった"という意見はあります。カテゴリによっては実機デモをすることもあるので、その時は”それが見られて良かった”と書かれます。テーマに合った製品を講師の横に置くようにしていますが、デモ紹介などの進め方は講師の裁量にまかせています。


昨年、ノイズについてのセミナーをやった時には、ノイズの測定で実際に困っている方が色々と質問されました。その時の技術的内容はここではご紹介できませんが、今持っている悩みや困っていることに対してセミナーのテーマが合致していれば、積極的に申し込みされる方はいらっしゃいます。


製品のことを聞きたいというより、"今トラブルで困っている"とか、"評価で悩んでいるので答えやヒントがほしい"といった方は飛びついて受講していただいております。ただし、セミナー内容の結果がご満足いただけなかったら逆効果なので、セミナー担当者としては悩ましいところです。


今秋に向けて、新製品発表会や、HOTな情報を提供出来るセミナーを計画中!


Q:セミナーではエンジニアの悩みが質問されることが多いですか?
毎回、1~2人程度は質問をされますが、お困りごとに関する質問をされる方もいます。評価で困っていることがあり、何か測定のヒントがほしいと思い受講された方にご満足いただける回答が出せたら良いのですが、なかなか難しいです。全員の方の質問にご満足していただける内容にしていくのが今後の課題です。


セミナー時間は2時間以内(長くても2時間半まで)にしています。限られた時間のなかでは大勢の方の質問は受けられません。実は、アンケートに”質問は別の時間に個別にやってほしい”と書かれたこともあります。質問者は切実でも、ほかの大多数の方はその質問には興味が無いこともありますから、何人もの質問は受けないようにしています。受講者のなかには時刻とおりに帰りたいとお考えの方もいらっしゃるので、ある程度のところで質問は切らざるをえません。アンケートに書かれた内容で回答が必要と判断したら、講師に検討いただいて、メールなどで回答するようにしています。


校正のセミナーでは、参加者は校正業務に携わる方がほとんどですが、“異動で来たので一から勉強したい”と受講される方もいます。そういう方は“用語などが難しくてわからなかった”と書かれることもあります。“時間が短い、もっと長く聞きたい”と書かれる方もいるのですが、現在は2時間以内に設定しています。ひとつのテーマで1時間話して、休憩後にまた1時間、合計2時間程度が妥当ではないでしょうか。


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