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単位についてあれこれ ~ 技術文書における単位表記 ~

技術文書における単位表記

普段、日常会話では単位を気にしなくても問題なく会話が成立することが多いかと思います。遠い、近い、多い、少ない、重い、軽いといった定性的な表現でも会話にはまったく問題ないでしょう。

この記事を読まれている方の多くは、計量、計測に携わっている方ではないでしょうか。学生であれば、実験レポート、論文、企業の技術者であれば技術文書等で、測定結果を文書という形式でまとめられていることでしょう。

一般的に、学術論文や公表する文書は、SI単位を使用することが要求されます。

SI単位を使用しなかった場合、どうなるでしょうか?国際的に合意が取れた単位を使用しないということは、読み手に単位の換算や、誤解を生む可能性が高くなります。その他に、量や単位の表記にも合意されたルールがあり、それに則って作成された文書であれば、より読みやすい文書になります。

そのルールを全て紹介することはできませんが、いつくか例を挙げて紹介します。

単位記号

原則は小文字で表記し、人名に由来するものは最初の一文字は大文字で表記します。文書中の他の部分で使用されている書体に関係なくローマン体(直立体)で表記します。ローマン体の推奨フォントの指定はありません。

人名に由来する単位記号で大文字、小文字で大きく意味が変わってしまう一例をご紹介します。接頭語が付いた単位記号の場合、大文字、小文字が混在するため注意が必要です。

文大文字、小文字で大きく意味が変わってしまう一例
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