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メモリレコーダの基礎と概要 (第2回)

【コラム】国内でメモリレコーダの製造販売を行うメーカ

日本国内にはメモリレコーダを使う利用者が多くいるため、国内では主に計測器メーカ4社からメモリレコーダが販売されている。それぞれの製品は特長を持っているので、最適な機種を選ぶことができる。

表1. デスクトップ型メモリレコーダの比較
メーカ名 型名 入力スロット数 最高サンプルレート 信号入力 信号
出力
車載ネット
ワーク取込
波形保存メモリ 内蔵プリンタ
電圧波形 電流波形 温度 ストレイン(ひずみ) チャージ(加速度) 周波数・回転数 ロジック 高精度直流電圧測定 アナログ波形発生 パルス波形発生 CAN LIN SENT SD CF USB HDD SSD
日置電機 MR6000 8 200MS/s
MR8847A 8 20MS/s
MR8827 16 20MS/s
横河計測 DL850E 8 100MS/s
DL850EV 8 100MS/s
グラフテック GL7000 10 1MS/s
エー・アンド・デイ RA2300MKⅡ 8 1MS/s
RA2300MKⅡ-S 8 1MS/s
RA2800A 16 500kS/s
△:使用に条件がある。もしくは外部電源など周辺が必要。
注:高精度直流電圧測定は24ビットA/D変換器を使って直流電圧を高精度に測る。
表2. 電池駆動型メモリレコーダの比較
メーカ名 型名 アナログ入力 最高サンプルレート 信号入力 車載ネット
ワーク取込
位置情報(GPS) 使用
温度
外形
(mm)
質量
(kg)
電圧波形 電流波形 温度 ストレイン(ひずみ) チャージ(加速度) 周波数・回転数 ロジック CAN LIN SENT 下限(℃) 上限(℃) 幅(W) 高さ(H) 奥行き(D)
日置電機 MR8875 モジュール 500kS/s -10 40 298 224 84 2.4
MR8880 固定4ch 1MS/s -10 50 205 199 67 1.66
MR8870 固定2ch 1MS/s 0 40 176 101 41 0.6
横河計測 DL350 モジュール 100MS/s 0 45 305 217 92 3.9
グラフテック GL2000 固定4ch 1MS/s 0 40 250 161 80 1.4
GL980 固定8ch 1MS/s 0 40 250 161 80 1.4
エー・アンド・デイ RM1101 固定4ch 1MS/s -20 60 267 152 84 1.5
RM1102 固定8ch 1MS/s -20 60 267 152 84 1.5
△:使用に条件がある。もしくは外部電源など周辺が必要。

第3回(「メモリレコーダの用途例」他)へ続く


執筆協力:日置電機株式会社 ホームページは こちら

執筆:横河レンタ・リース株式会社 T&M事業部 魚住 智彦

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