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高速オシロに本格参入 (ローデ・シュワルツ R&S RTP ハイパフォーマンス・オシロスコープ発表会)


 製品デモではわざと長いケーブルを接続して信号を減衰させ、アイがつぶれた測定波形(図1)をディエンベディング機能でアイの開いた波形に修復させた(図2)。オシロ内部にはケーブルの特性データを保存できる(図3)。「ディエンベディングなどの高度な解析・測定技術によって最も正確な結果を保証している、驚異のシグナルインテグリティを、まだ当社がアドレスできていないお客さまに訴求していく」(関野氏)


図1 アイがつぶれた測定波形(オレンジ色)

図1 アイがつぶれた測定波形(橙色)  
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図3 ケーブルの特性データ

図3 ケーブルの特性データ  
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図2 アイが開いた波形(青色)

図2 アイが開いた波形(青色)  
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100万回/秒の超高速波形更新レートで、散発的な信号を短時間に検出

 ローデ・シュワルツ社が内作したASICが高速なデータ処理をすることで、約100万回/秒の波形更新レートや高速マスク試験、ヒストグラム表示などを実現している。「標準の波形更新レートでも100万回/秒で、これは同クラスのオシロでは最速のため、散発的なエラーをより迅速に捕捉することができる」(ローデ・シュワルツ T&M営業本部 ビジネス・セグメント Automotive, Industry & Research アプリケーションエンジニア 伊藤卓氏)
 矩形波にノイズを不規則にのせた信号が、波形更新レートの違いでどんな測定結果の差になるかが実演された。

 デモはモジュール型のプローブを使用して測定が行われた。同社のRF分野の技術が各種のアクティブプローブに生かされている。オプションで各種の解析機能やコンプライアンステスト機能、試験用冶具が用意されていることはいうまでもない。複数の測定器をこのオシロ1台に搭載するというコンセプトがあり、専用のオプションで電圧・電流測定チャネルを拡張できる。アナログ2チャネル&デジタル8チャネルの信号源や16 GHz差動パルス信号源などの内蔵モジュールも2018年中に計画されている。


モジュール型プローブ 

モジュール型プローブ   
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プローブを説明する伊藤 卓 氏

プローブを説明する伊藤 卓 氏


各種プローブ 

各種プローブ   
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