「オシロスコープ画面のPCへの取り込み」お手軽PC計測
接続・測定
① ケーブルを接続
オシロスコープとPCをUSBケーブルで接続する。
② 操作:オシロスコープ側
オシロスコープのインタフェースを設定する。
1)(Utility)ボタンを押す(画面右側付近にあります)。
画面下部にソフトキーが表示される(図3)。
2) [Remote Control]を押す。
3) ソフトキーで、インタフェースを設定する(図4)。
Device = USB
USB Function = USB TMC
③ 操作:PC側
ソフトウェア(XWirepuller)を設定する。
1) ソフトウェア(XWirepuller)を起動する。
2) ファイル ==>[接続]で、接続ウィンドが表示される(図5)。
[追加]をクリックすると、デバイスウィンドが表示される(図6)。
3) デバイスウィンドで(USBTMC)にチェックを入れると、シリアル番号[*********]が表示される。
確認して、[OK]を押すと、接続ウィンドが再び表示される(図7)。
4) [接続]をクリックすると、DLMフロントパネルの画面が表示され、リモートコントロール動作が始まります(図8)。
※ 図5~8は、XWirepuller動作時のスクリーンショットです。
④ 画面イメージの保存:PC側
“ツール”メニューから、動作を指定します。
1) 画像を保存
2) 画像をクリップボードに転送
3) 画像をクリップボードに転送(反転)
※ 図9は、XWirepuller動作時のスクリーンショットです。
⑤ 表示の更新間隔の設定:PC側
1) ”表示”メニューで、”オプション(O)”を選ぶと、オプションウィンドが表示されるので、更新間隔を選択する。
2) 更新間隔を 300ms に設定すると、遅延が、あまり感じられないので、ストレスなく使用できます。
(参考)オプションウィンドでは“パネル言語”も選択できます。
※ 図10は、XWirepuller動作時のスクリーンショットです。
限界・制約
【できること】
オシロスコープ画面イメージをPCに取り込める。
オシロスコープの設定をリモートコントロールできる。
【限界・制約】
・測定データ(ASCII)は、取り込めない。
・画面の更新は遅い(オシロスコープ本体の動作と比較した場合)
・対応機種
下記オシロスコープは、姉妹ソフトWirepullerでの対応となるので、対象機種に応じて、2種類のソフトウェアを使い分ける必要がある。
DL1600シリーズ (ファームウェア Ver. 1.04以上)
DL1700シリーズ (ファームウェア Ver. 1.31以上)
DL1700Eシリーズ (ファームウェア Ver. 2.02以上)
(参考)
https://www.yokogawa.com/jp-ymi/tm/F-SOFT/DLsoft/Wirepuller.htm
評価・感想
1) スムーズに利用でき、難しく感じた部分や手こずった点はありませんでした。
2) 最初の1回は、多少時間がかかるかもしれないが、2回目以降は、すぐに使えると思われます。
3) 測定結果を報告書(レポート)に貼り付ける機会が多い方には、便利なツールとなります。