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パワーエレクトロニクスの波形計測ソリューション特集

岩通計測バナー

危険な絶縁トランスを使用する測定では高周波までは絶縁できていないので、高周波のCMRRが落ちることになり、広帯域のフローティング測定にはお勧めできません。シングルエンド・パッシブプローブを使用したフローティング測定には、アイソレーションシステムを推奨します。


入出力間を光で絶縁した測定システムを構築し、高電圧の波形測定を安心して行うことができる、アイソレーション・プローブ SE-6000 / SE-6010をご紹介します。

SE-6000/SE-6010

概要

  • 高電圧環境の測定安全性に貢献
  • 優れたコモンモード除去性能で高品質なフローティング測定が可能
  • 耐ノイズ測定に極めて有効
  • 雷サージ、帯電試験などの幅広い用途に対応
  • 遠隔地点の測定(開閉器、輸送機器など)
  • 離れた場所での異常箇所発生時の故障要因解析
    (最大4台のアイソレーション・ユニットをそれぞれ離れた場所に設置可能)

測定用途

岩崎通信機測定用途1
岩崎通信機測定用途2

接続イメージ

岩崎通信機接続イメージ

フローティング・広帯域・多チャネル・同時測定、超高電圧のフローティング測定に対応のアイソレーションシステム DM-8000のご紹介

3相インバータ上下アーム同時測定の構成例
3相インバータ上下アーム同時測定の構成例2

モータなどを駆動する3 相インバータの出力電圧波形は上図のようなパルス状の電圧波形となります。
インバータの上アームのVceやVgeを測定aする場合には、出力波形を基準にしてゲート電圧やコレクタ電圧を測定する必要がありますので、オシロスコープに付属するシングルエンド入力のプローブを使用することができません。
従来、このような測定には差動プローブが使用されてきましたが、同相除去比や耐同相電圧の制約により波形が乱れたり充分な測定帯域を確保するのが難しい場合がありました。
本アイソレーションシステムでは、光ファイバによるアイソレーションにより、上記制約を受けずに正確に信号観測することができます。


執筆協力: 岩崎通信機株式会社 電子計測機器のホームページはこちら

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