自動車の最先端技術計測ソリューション特集
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社の車載レーダーソリューション
車両事故の件数を減らすために、危険な状況をサポートするレーダー・センサーの搭載が今まさに加速しています。
これらセンサーのトラブルを解消し、動作を保証するために、レーダー信号とコンポーネントを評価するためのローデ・シュワルの測定ソリューションを紹介します。
車載レーダー評価
シグナル・スペクトラム・アナライザ R&S®FSW により、ハーモニックミキサを使用せずに 77 GHz / 79 GHz の評価が可能となります。また 90 GHz を、一括掃引してスペクトラム測定が可能です。ハーモニックミキサを使用した場合は最大 2.6 GHz の広帯域で、イメージのないスペクトラム測定が可能です。さらに、R&S®FSWにリアルタイム・スペクトラム解析オプションを搭載することで、レーダー信号の時間変化をリアルタイムで観測することも可能です。また、R&S®FSW はオプションでFMCW信号解析機能を搭載することも可能です。
シグナル・スペクトラム・アナライザ
FSW85
オシロスコープRTO2044と接続
FMCW信号解析での測定画面例
主な特徴
- 周波数レンジ:2 Hz ~ 90 GHz 外部ミキサにより 500 GHz まで拡張可能
- リアルタイム・スペクトラム解析、最大 512 MHz(オプション)
- 最大解析帯域幅:2 GHz
- FMCW 信号の解析(オプション)
車載レーダー・ターゲット・シミュレーション・システム
車載レーダーは複数の物標に対する距離と相対速度を天候に関係なく素早く正確に測定することが求められます。
ローデ・シュワルツ社が提供するARTS (Automotive Radar Target Simulators:車載レーダー・ターゲット・シミュレータ) はデジタル信号処理により、任意の距離、相対速度、信号強度をシミュレーションすることができます。更に、最大4ターゲットまで一度にシミュレーションできます。
レーダ信号をダウンコンバージョンした信号を取り出すことが可能であり、この信号をR&S®FSW のFMCW 解析オプションでモニタしながら使用することで更に効率的な評価が可能です。
主な特徴
- 77 GHz / 24 GHz に対応
- 解析帯域幅1 GHz まで拡張可能
- デジタル処理により任意のターゲットをシミュレーション可能
- 任意のシナリオをユーザが自由に作成可能
- 最大4ターゲットまで同時にシミュレーション可能
執筆協力: ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社 ホームページは
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