2023/07/07
計測器は商品なので、形名(かためい)、品名などの名称があります。本稿は「計測器の形名」について考察する連載コラムです。前回は形名の定義から始まり、2つの種類を具体例で示しました。今回はオシロスコープの形名の変遷をアナログオシロスコープ時代から話します。現在のオシロスコープは、ほとんどの計測器メーカが全世界共通の命名法則に従う珍しい形名で、2000年代からそうなりました。高速A/D変換器が進歩してオシロスコープに搭載された1990年代は、各社の形名に統一感はありません。画像処理DSPの採用によってデジタルオシロスコープの波形表示がアナログオシロスコープと遜色がなくなったTDS3000以降に発売されたモデルから、次第に各社の形名に共通の法則が広がりました。デジタルオシロスコープの歴史が形名に表れています。
2020/08/04
オシロスコープを長年に渡って世界の多くの技術者に提供してきたテクトロニクスはベーシックなオシロスコープからハイエンドな製品まで多彩なラインアップを持っている。
2020年4月28日に発表されたベーシック・オシロスコープTBS2000Bはテクトロニクスの長い歴史を引き継いだ製品と思えるので、今回はテクトロニクス パートナー営業部 担当部長の柴崎 裕士様とマーケティング部 製品担当のLin Li様に製品の狙いや特長を伺った。
2017/10/06
全7回にわたり、プローブの使い方について解説していきます。
第6回は、「プローブの性能で重視すべきこと」「そもそもプローブの周波数帯域とは?」「感電覚悟のフローティング測定?」です。
2017/10/06
全7回にわたり、プローブの使い方について解説していきます。
第5回は、「ある面で理想に近い高電圧パッシブ・プローブ」「リーズナブルな価格の低インピーダンス・プローブ」「アクティブ・プローブは壊れやすい?」です。
2017/09/21
デジタル機器の開発、ファームウエアのデバッグで活躍するプロフェッショナルのためのツール”ロジックアナライザ”についてです。