「C-CA」の検索結果

学び情報

2024/03/11
本記事では、一般的な呼称のメモリレコーダに分類されるスコープコーダを理解する上で必要な基礎知識を、測定事例や使用上の注意点も含めて4回に分けて解説する。 第4回は、ロジック入力モジュールとロジックプローブ、車載ネットワーク用モジュールを解説する。DL950のFFT解析機能を、代表的な小野測器のFFTアナライザとの比較表で違いを示す。 一般的なノウハウとして波形測定する際のノイズ対策や、交流電源が利用できない環境でポータブル電源を使用する時の留意点を述べる。ノイズ対策の基本的な考え方や具体的な手段を表にした。電子機器のノイズ対策を学びたい方の参考となる解説書も紹介する。 統合計測ソフトウェアプラットフォームIS8000によって、他社計測器を含めた計測システムを構築し、PCで波形観測する事例を図で示す。PCへのデータ転送の方法や、外部ストレージ使用上の注意点も述べる。 スコープコーダが多く使われるメカトロニクス機器やパワーエレクトロニクス機器での利用事例を多く紹介する。 記事を読むための特別な事前知識を必要としない、初めてスコープコーダを使用する人が学ぶための内容になっている。
2023/12/27
オシロスコープの周波数帯域別の販売台数は2021年に「1GHz以上」が「1GHz未満」より多くなった。4.5桁以下のデジタルマルチメータの台数は過去5年間で減少し、6.5桁は(すでに5.5桁より台数が多く)年平均数%で伸びている。このようなデータを元にフルークは2023年春にマルチプロダクト校正器の新シリーズ55x0Aを発売し、秋にはオシロスコープ校正オプションを発表した。10月にフルーク 校正器営業部(品川)で開催された「オシロスコープ校正の基礎セミナー × 新製品発表会」では、大手オシロスコープメーカや校正事業者のデータを披露して、それらを背景として発表した新製品のデモやハンズオンが行われた。校正器のトップベンダとして熟知するオシロスコープやDMMの動向や、オシロスコープ校正の周波数帯域の向上(2GHz)、立ち上がり時間とSSB位相雑音の改善、VSWRの仕様化、6.5桁DMMでTUR 4:1、大電流アプリケーション(30A/1500A)などの新製品の特長を、TechEyesOnline取材班がレポートする。
2020/07/14
校正用標準器の代名詞であるFLUKEブランドは、世界の電気標準室で必ず使われている業界標準である。近年では電気から物理量である温度・圧力の校正分野に機種群を拡充してきたが、昨年(2019年)8.5桁の高精度/高確度デジタルマルチメータ(DMM)を18年ぶりにモデルチェンジし、従来のプロダクトラインには無かったモデルを新しくシリーズ化した。今回、紹介するDMMは、各社の標準室に採用されている同社の電圧・電流・抵抗の校正器(5700Aシリーズなど)と校正管理ソフトウェアによって、校正室の最新の課題解決を更に進めるものとなっている。株式会社TFF フルーク社 校正器営業部 営業部長 矢野陽太氏、マーケティング 蜷川晴伸氏、プリセールス・エンジニア 馬渕瑶子氏にお話を伺い、デモをお願いした。

市場動向

2024/04/15
2024年1月31日~2月2日に東京ビッグサイトでは17の展示会が同時開催された。工場などの機器の制御に使われるEtherCATは、国内外の自動車や半導体製造装置メーカに導入が進む。計測と制御の総合展示会IIFESで、産業用ネットワーク団体として世界一になったEtherCAT Technology Groupの日本代表に話を伺った。日本カノマックスは多点式アネモマスター風速計を2021年にモデルチェンジし、部屋の各所の風速・温度分布を可視化するソフトウェアとの組み合わせで顧客ニーズに応える。世界中の他社より優れたModel 1580 / 1590の性能を、国内唯一の冷凍・空調・暖房機器の展示会HVAC&R JAPAN会場から紹介する。WELL-BEING TECHNOLOGYはひとに寄り添う「ウェルビーイング」の製品・サービスの総合展として初開催された。可変抵抗器の老舗、帝国通信工業はカーボンインクの技術を生かし、医療・ヘルスケア分野に参入した。同社の生体センサを使ったS’UIMINの脳波計測、ファーストスクリーニングのナトカリ比測定器(P-Scanシリーズ NaK Checker)を取材した。今回も最新の技術動向、オンリーワン製品について、計測の切り口でレポートする。
2024/04/11
自動車の安全・安心対策は自動車そのものを技術進化させることで高度化し、事故件数や死亡事故の発生を抑制してきました。一方、不幸にして事故が発生した際には、事故の発生状況を画像で再確認できる装置や、車両情報を収集し記録することで、事故発生状況の分析をより科学的に分析することが可能になりました。その代表例が、ドライブレコーダ、バックモニタ、EDR (Event Data Recorder) です。また、送迎車で散発している幼児置き去り事故の対応として幼児置き去り検知装置が義務化されました。 本稿では、先ず、自動車用記録装置が導入された背景を述べます。その後に、記録装置の代表例である、ドライブレコーダの出荷状況、装着率を紹介します。その後に、後退時車両直後確認装置の要件・装着率を、EDRについては要件について解説します。参考情報として、国連の相互承認協定における採用状況を紹介します。また、米国でのEDR導入状況について紹介します。置き去り検知装置の方式や要件・機能と事故自動緊急通報装置を概説します。最後に、自動車用記録装置関連の計測器を紹介します。
2024/01/30
衝突安全に大きくかかわる「車のボディ」について解説します。先ず、自動車の販売状況と自動車の事故状況を紹介します。その後にボディ構造の歴史、ボディの基本構造を概説します。現在多くの自動車に採用されているモノコック構造の主要な部位の概要、ボディタイプ(K-CarやSUV、Sedan、Van等)を示します。さらに、ボディの設計手法、ボディに使用される材料、ボディを製造する工法および衝突安全性評価について解説します。衝突試験に関連する技術として、ダミー人形、ハイスピードカメラ、衝突設備を紹介します。併せて、ボディの空力性能についても概説します。最後にボディ構造に関連した計測器の例を示します。
2023/11/10
キーサイト・テクノロジーはKeysight World 2023を8月29~31日、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターで4年振りの対面開催をしました。TechEyesOnline(TEO)取材班は会場内の展示コーナから3つの最新計測ソリューションを取材。1.「5G/FR2、サブテラヘルツ トラック」から、IoT機器ベンダの開発時期に合わせて今年2月発売の新製品、ローカル5Gの最新規格(リリース17 RedCap)に対応したシグナリングテスタE7515R。2.「高速デジタル、光電融合 トラック」から、IOWNなどで世界の先端企業が進める光半導体(シリコンフォトニクス)の実用化で必要になる光電融合デバイスの測定システム。偏波コントローラなどで光コンポーネント評価に実績のある同社が、光導波路の測定原理から測定系構築までを解説。3.最新の最速BERTによるPAM4/120Gbaudの光送受信モジュールの実演。広帯域オシロスコープを併用した伝送品質評価が用途によってどう行われるか、最先端のBER評価を紹介。
2023/10/30
自動車の基本機能は「走る」、「曲がる」、「止まる」ですが、自動車業界に到来した変革期の概念である「CASE」や「MaaS」により、従来の物つくりを基本とした産業から、自動車交通以外のサービス等との連携が求められ、自動車を作り上げるために多くの団体が変革しつつあります。本稿では、自動車を支える団体について解説します。先ず、自動車の販売状況について概説し、その後に、関係官公庁や法人を紹介します。経済3団体、自動車5団体から始まり、OEM(国産車/輸入車)、EV、自動車販売、自動車業界全体、道路政策研究、バス・トラック、車検、タクシ・レンタカ、自動車部品小売業、自動車整備、リサイクル、研究・教育、安全・事故・保険、ITS、標準化、石油、海外の主な組織、の順に示します。最後に、自動車関連の計測器を紹介します。