2023/09/14
テクトロニクスは7月6日 (木) にTektronix Innovation Forum (TIF2023) をステーションコンファレンス東京で開催しました。同社のイノベーション・フォーラムはコロナ禍で2020年からオンライン開催でしたが、4年振りに対面での開催となりました。会場内の製品展示コーナから、TechEyesOnline (TEO) 取材班が新製品や計測ソリューションを紹介します。まず、広帯域オシロスコープとBERTによる試験とは異なるPCI Expressの新手法が開発されました。新製品のマージン・テスタ TMT4は短時間で簡便にテストができ、価格も従来機材より安価です。次は、業界標準だったA6906シリーズの後継として2010年代にリリースした光絶縁プローブが、第二世代のTIVPシリーズになり、GaNやSiCの高速スイッチングに対応しています。パワー半導体のダブル・パルス・テストを紹介します。さらに、車載EthernetのPAM3アイパターンのオンリーワン測定手法、オシロスコープのFFT解析 (FRA) の最新トレンドを取材しました。
2023/03/07
TechEyesOnline取材班(TEO)は2023年2月1日(水)~3日(金)に東京ビッグサイト東ホールで同時開催した14展示会の中から、ASTEC(Advanced Surface TEChnology)/第18回先端表面技術展・会議、MEMSセンシング&ネットワークシステム展、ENEX(Energy and Environment Exhibition)/第47回地球環境とエネルギーの調和展で、計測器・分析機器を取材しました。機能性表面・界面の専門展示会であるASTECからは、レオメータで有名なアントンパールの、大型装置のナノインデンターを卓上にした新製品を紹介します。次世代センサの要素技術が集結するMEMSセンシング&ネットワークシステム展からは、ボールSAWセンサを初めて製品化したボールウェーブの、世界初インライン向けガスクロマトグラフを取材しました。脱炭素・エネルギーイノベーションの総合展ENEXからは、センサ~クラウドまでラインアップして電力計測やデマンドを提案してきた渡辺電機工業に、エネルギーマネージメントシステム(EMS)の動向を伺いました。
2021/07/26
独立行政法人 自動車事故対策機構 (NASVA) が令和3年5月25日に2020年度の「自動車アセスメント (JNCAP) 」評価結果を発表しました。ナンバー1になった車両はスバル レボーグです。自動運転に関する最近の情報ではホンダ レジェンドが自動運転のレベル3を認証されたと報道されました。今後も自動運転に関する技術は日々進化すると推察されますが、自動運転技術の基本は安心安全な車両が基本要件であることは変わりません。
本稿では、まず、2020年度自動車アセスメント結果の概要を解説します。次に自動車メーカ各社の代表車種に搭載されている安心安全装置の実装状況を説明します。自動運転のレベルの定義や最新動向を述べた後に、自動運転化の技術として、カメラやレーダセンサ、高精度地図の概要を説明します。具体的にはミリ波センサ、LiDAR、ダイナミックマップなどを概説します。最後に安心安全技術の開発に関連する計測器類を紹介します。
2018/07/06
一般社団法人日本電子回路工業会(JPCA:Japan Electronics Packaging and Circuits Association)が開催するJPCA Show(国際電子回路産業展)には、毎年一般社団法人エレクトロニクス実装学会(JIEP:The Japan Institute of Electronics Packaging)主催の大学展示コーナがあります。TechEyesOnline取材班(TEO)は、6月8日(金)に東京ビックサイト東8ホールのアカデミックプラザ展示コーナとeX-tech(エクステック)コーナから、計測関連の展示をしていた2校を取材しました。