2023/07/14
計測器は商品なので、形名 (かためい) 、品名などの名称があります。本稿は「計測器の形名」について考察する連載コラムです。前回はTDS3000シリーズ以降にオシロスコープの形名に基本仕様を示す数字が使われるようになったことを述べました。2000年代以降は形名の頭に、オシロスコープの機能を示す英字3文字が使われるようになります。DSO (Digital Storage Oscilloscope) 、DPO (Digital Phosphor Oscilloscope) 、DSA (Digital Signal/Serial Analyzer) 、MSO (Mixed Signal Oscilloscope) 、MDO (Mixed Domain Oscilloscope) などの文字列です。マイクロプロセッサの普及やデジタル通信の高速化を背景に、デジタルオシロスコープがロジックアナライザやスペクトラムアナライザなどの機能を吸収して、これらの形名は出現します。どんな由来がオシロスコープの形名 (シリーズ名) にあるのか、今回もアナログオシロスコープ時代から話します。
2023/06/06
直流安定化電源はエレキの設計技術者にとって必須の測定器である。電気機器は様々な電圧/電流で駆動されるため、小規模な電子回路の実験に使う出力容量が小さいモデルから、パワーエレクトロニクス機器の評価に使うkWクラスの中型・大型モデル、EVの試験に使う100kW以上の超大型モデル (双方向回生電源など) まで、多くの電圧/電流レンジの機種群が発売されている。直流電源は従来のドロッパ (シリーズレギュレータ) 方式と1970年代以降に普及したスイッチング方式が用途によって使い分けられる。スイッチング電源は当初は単一レンジだったが、2000年頃にワイドレンジ (メーカによってオートレンジ、ズーム電源) が登場した。現在はワイドレンジが主流になったため、主要4社のベンチトップの中型モデルの比較表をつくった。
2018/07/24
計測器・測定器の基礎・原理レポートです。今回の解説では菊水電子工業の協力を得て、対象物にエネルギーを供給する試験用電源について解説します。試験用電源は、菊水電子工業、高砂製作所、キーサイト・テクノロジー等から提供されています。「製品の種類、機器選定での留意点、製品の内部構造、使用上の注意点、利用事例の紹介」などプログラマブル直流安定化電源を理解するうえでの基礎知識を紹介していきます。
2018/07/10
計測器・測定器の基礎・原理レポートです。今回の解説では菊水電子工業の協力を得て、対象物にエネルギーを供給する試験用電源について解説します。試験用電源は、菊水電子工業、高砂製作所、キーサイト・テクノロジー等から提供されています。「製品の種類、機器選定での留意点、製品の内部構造、使用上の注意点、利用事例の紹介」などプログラマブル直流安定化電源を理解するうえでの基礎知識を紹介していきます。
2018/06/26
計測器・測定器の基礎・原理レポートです。今回の解説では菊水電子工業の協力を得て、対象物にエネルギーを供給する試験用電源について解説します。試験用電源は、菊水電子工業、高砂製作所、キーサイト・テクノロジー等から提供されています。「製品の種類、機器選定での留意点、製品の内部構造、使用上の注意点、利用事例の紹介」などプログラマブル直流安定化電源を理解するうえでの基礎知識を紹介していきます。