2020/02/26
季節のバナー画像シリーズ【Vol.29】甲府の不老園
“TechEyesOnline”のバナー画像として採用した取材先をご紹介していくシリーズです。
うつろい変わりゆく季節感や日本の四季折々を、TEO取材班がお届けします。 第二十九回は、“甲府の不老園”です。
甲斐路の梅の名所「不老園」
甲府市酒折の不老園は、山梨県を代表する梅の名所で、甲府盆地の山麓に位置する約5万平方メートルの丘陵地に、花梅木を中心とした約3,200本もの樹木が植栽されている。 酒折駅の北口から徒歩でも10分とかからない。サッカーが強い山梨学院高校のすぐそばにある。 早咲きの梅がちょうど見頃を迎えていた。
観梅を楽しみながら園路をまわる。 かぶと岩などの奇岩を越えると、富士見橋からは笠雲(二蓋笠)のかかった富士が見えた。 園の奥には逍遥の池があり、池畔には大正時代に建てられたという庵「長生閣」が佇む。開花時期には休日限定オープンのカフェとなっているようだ。 不老園という名のいわれは、中国の故事「不老の門を入り奇岩名木の間を逍遥して長生の庵に至る」にならったものだそうだが、明治から大正にかけてこの園を造った奥村正右衛門という人は、まさにこの故事どおりの風景を実現させたといえよう。
甲府の不老園
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不老園
TEO取材班
(取材日:2020年2月22日)
(取材日:2020年2月22日)
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