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2019/06/25

季節のバナー画像シリーズ【Vol.21】ときがわの花菖蒲


"TechEyesOnline”のバナー画像として採用した取材先をご紹介していくシリーズです。
うつろい変わりゆく季節感や日本の四季折々を、TEO取材班がお届けします。 第二十一回は、”ときがわの花菖蒲”です。

バナー

ときがわ花菖蒲園


 梅雨晴れとなったこの日、埼玉県比企郡ときがわ町を訪れた。

 町名にもなっている都幾川が、町内の真ん中を西から東へ貫流している。上流を辿っていくと、奥武蔵の山懐に抱かれた牧歌的な風景が広がる。

 川はいくつかの支流に分岐し、せせらぎに満ちた清流の町といった趣を感じさせる。

ときがわ花菖蒲園

園内の様子

 ときがわ町役場本庁舎西側の遊休農地10,000平方メートル(1ヘクタール)に、8,200株もの花菖蒲園がある。水辺の湿地を好む花菖蒲(※1)は泥田に植え付けされ、2~3年で株分けして増やしていくそうだ。


様々な品種の花菖蒲を観賞できる

ときがわ花菖蒲園

「片隅に 菖蒲花咲く 門田哉」(子規)

 一輪の花が大きく美しい花弁を広げるのは3日程度と儚い。(※2)

 華やかさもさることながら、その真直ぐに凛として佇む姿が魅力的だ。


    

玉川橋から見る都幾川

    

ふれあいの里 たまがわ

玉川橋で都幾川を渡り、”ふれあいの里 たまがわ”へ

嵐山渓谷

隣町の嵐山町にある「嵐山渓谷」。京都の嵐山に似ていることから町名にも採用された景勝地。特に紅葉の時期は美しい

千年の苑 ラベンダー園

嵐山町の「千年の苑 ラベンダー園」。五万株ものラベンダーが広がる

女郎うなぎ 福助の仙元重

小川町に移動して、うな重を堪能
(女郎うなぎ 福助の仙元重)


※1 花菖蒲は、アヤメ科アヤメ属の多年草で、日本自生のノハナショウブを原種とし、約500年前から観賞用として栽培され、江戸末期以降に多品種化された。現在は江戸系、肥後系、伊勢系を主に、長井古種、アメリカ系などの系統がある。

※2 通常、1つの茎から2~3輪花を咲かせるので、1週間前後は花が見られるが、一度に何本もの茎を上げて咲いてしまうので、大株になっても一つの品種の花が咲いている期間は10日程度である。


ときがわの花菖蒲


(見頃は6月上旬~中旬)


【お問い合わせ】
ときがわ町役場

TEO取材班 
(取材日:2019年6月14日)


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