2019/02/25
季節のバナー画像シリーズ【Vol.17】鬼恋節分祭
"TechEyesOnline”のバナー画像として採用した取材先をご紹介していくシリーズです。
うつろい変わりゆく季節感や日本の四季折々を、TEO取材班がお届けします。 第十七回は、”鬼恋節分祭”です。
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桜山公園の福寿草
「福は内、鬼も内!」
珍しい掛け声で、鬼呼び豆まきが始まった。 鬼にやさしい町、その名も鬼石(おにし)町(群馬県藤岡市)では、今年で27回目を迎えた鬼恋節分祭が行われていた。 節分によって追い出された全国の鬼たちを呼び込むお祭だ。
群馬のご当地ゆるキャラぐんまちゃんも駆けつけて始まった鬼呼び豆まきとともに、鬼たちが入場してくる。すいとんが入った郷土料理、とっちゃなげ汁が振舞われる。
商工会キャラクターの鬼の石丸くん
・・・昔々、御荷鉾(みかぼ)山に住んでいた鬼が里に下りて悪さをし、村人を困らせていたが、ある時、諸国を布教していた弘法大師が村を訪れた際、村人から調伏をお願いされた。大師は御荷鉾山に登り、鬼に対してお経を唱えると、鬼は苦しくなり、堪らず大師めがけて大きな石を投げつけて逃げた。投げた石が落ちたところは、投石(なげいし)峠という地名となっている。・・・
斯様な伝承から、全国の鬼たちを集めてお経の力で改心させるということらしい。
近くには、冬桜で有名な桜山公園がある。冬桜の時期は終わってしまったが、ちょうど蝋梅が香を漂わせていた。 少し園内を散策していると、落葉樹の下に何か黄色い花が咲いているのが見えた。 福寿草だ。 そういえば、福寿草の花言葉は確か「福を招く」だったな。
鬼恋節分祭
【お問合せ】
藤岡市鬼石商工会
TEO取材班
(取材日:2019年2月3日)
(取材日:2019年2月3日)
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