お知らせ

2018/09/26

季節のバナー画像シリーズ【Vol.12】秋雨の草紅葉

"TechEyesOnline”のバナー画像として採用した取材先をご紹介していくシリーズです。
うつろい変わりゆく季節感や日本の四季折々を、TEO取材班がお届けします。 第十二回は、”秋雨の草紅葉”です。

バナー

草紅葉(尾瀬国立公園, 大江湿原)


 ワタスゲの白い綿毛からニッコウキスゲの黄花に埋まる湿原の華やかな夏の賑わいは後も残さず立ち去り、悠久の眠りから起こされた原生物が、再び目を瞑ったかのような幽寂閑雅の佇まいを見せている。


会津口から尾瀬へ入る。沼山峠から大江湿原へ。尾瀬沼の向こうには皿伏山(1,917m)が見える(右)。


大江湿原の三本カラマツ

大江湿原の三本カラマツ


 秋霖に晒された大江湿原の向こうに青白磁の筋が真横にすうっと浮かぶ。黄金に染まる草紅葉が一面に広がる中、黙然と木道を歩く。やがてひっそりと横たわる尾瀬沼の畔に三本カラマツが見えてきた。


尾瀬沼

ウメバチソウ

エゾリンドウ

湿原にはエゾリンドウやウメバチソウなどが咲いていた。


 秋晴れに照り輝く草紅葉も見てみたかったが、雨露でしっとりと艶やかな具合もまたよい。色まだ浅く、黄金色なのが更によい。


燧ケ岳

尾瀬沼の北岸を沼尻へ向かう。燧ケ岳(2,356m)がこちらを見下ろしている。


 次第に霞がかかってきた。


 本格的な紅葉が訪れるまでの端境の時期の静かなる遠景を、せめてもう少しだけ眺めていたい。


三条ノ滝

翌日は、見晴から燧裏林道を歩いて御池へ。
(見どころは、落差100mの名瀑・三条ノ滝)


六地蔵

檜枝岐村へ。(写真は六地蔵)


檜枝岐の山人(やもーど)料理を堪能。
(裁ちそば、月の輪熊肉を使った山人鍋、そば粉と餅米の粉をこね合わせて作るほんのり甘い”はっとう”、田楽と天然山椒魚のから揚げなど)



秋雨の草紅葉


【お問合せ】
 尾瀬檜枝岐温泉観光協会

TEO取材班 
(取材日:2018年9月15日、16日、17日)


TechEyesOnline について

会員登録はこちら


「バナー画像シリーズ」インデックス

タグ