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2018/04/02

季節のバナー画像シリーズ【Vol.6】山北の桜並木

"TechEyesOnline”のバナー画像として採用した取材先をご紹介していくシリーズです。
うつろい変わりゆく季節感や日本の四季折々を、TEO取材班がお届けします。 第六回は、”山北の桜並木”です。

バナー

山北の桜並木

ソメイヨシノの桜並木が続く

ソメイヨシノの桜並木が続く


樹齢50年余の優雅な競演は見ごたえがある

樹齢50年余の優雅な競演は見ごたえがある



 丹沢山塊に囲まれた神奈川県足柄上郡山北町は、地域のほとんどが丹沢大山国定公園、県立自然公園等に指定された豊かな自然環境を有し、観光では丹沢湖や中川温泉、またJR東海 御殿場線の山北駅から30分ほど歩いたところには、日本の滝百選にも選ばれている名瀑「洒水の滝」などがあるが、山北と言えば知る人ぞ知る桜の名所で、山北駅東側の御殿場線沿いに、樹齢50年130本のソメイヨシノが咲き誇る。


 桜のトンネルを走る電車を撮ろうと、春になると多くの鉄道ファンが訪れるそうだ。


側道橋から桜を眺める人たち

側道橋から桜を眺める人たち

桜の中を走り抜ける御殿場線313系

桜の中を走り抜ける御殿場線313系


 山北駅北側に隣接する山北鉄道公園では、“やまきた桜まつり”が開催されていた。今年で45回目を迎えたそうだ。


やまきた桜まつり

やまきた桜まつり


 山北はかつて「鉄道の町」として栄え、箱根越えをするための機関車が集う東海道線の重要拠点だった。最盛期には町民の7割が鉄道関係者だったという。

 山北駅から御殿場駅までの標高差345メートル、最大25パーミル(1000メートル進んで25メートル標高が上がる)の急勾配を、客車と連結した補助機関車が牽引した。

 ところが、丹那トンネルの開通(昭和9年)で東海道線が小田原-熱海経由に変更されてしまい、支線の御殿場線となってしまった。更に電化に伴いSLは引退。鉄道の町は衰退していった。

 かつての山北機関区だった鉄道公園には、国鉄最大最強といわれた蒸気機関車D52形70号機が今も保存されており、往時を偲ばせる。


D52形70号機

D52形70号機


(長らく静態保存されていたD52形70号機だったが、2016年11月、山北町によって48年ぶりに動態化し、奇跡の復活を果たした。「動くデゴニ」が見られるのは、鉄道ファンにとってはたまらないことだろう。)


山北の桜並木

かながわのまちなみ100選


【お問い合わせ】
山北町役場 商工観光課商工観光班
電話番号:0465-75-3646
FAX:0465-75-366

TEO取材班 
(取材日:2018年3月31日)


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